胸がざわつきました
パンダが話題になるたびに心が動いてしまうのは、私だけではないのかもしれません。
今回の特集で使われていた「老獪」。
大切な存在が、知らないところで“駆け引きの材料”にされているようで……なんとも言えない気持ちにもなります。
政治や外交の文脈で語られるたびに、「そうじゃないのよ」と言いたくなるのは、パンダファンだからこその感情なのかもしれません。
「老獪なるパンダ外交」
今回取り上げられていたのは、中国がジャイアントパンダを“外交ツール”として使ってきたという歴史です。
国と国の関係性の中で、「友好の象徴」として贈られたり貸与されたりしてきた背景が語られています。
また、日中関係の変化とともに、パンダの貸与が見直される場面や、文化・経済的な影響についても触れられていました。
専門家によると、パンダ外交は1972年の日中国交正常化からすでに半世紀以上続いており、現在は“貸与”という形式で動物園にやってくるスタイルに変化しているとのことです。
記事では、これからのパンダ貸与のあり方についても、「透明性」や「対等性」が重視されるべきという指摘が紹介されていました。
背景にある想い
私たちが大好きなジャイアントパンダ。
愛らしい姿の裏でこんなにたくさんの思惑が飛び交っていると知ると、ちょっと切ない気持ちになります。
私たちは目の前のパンダを、ひとりひとり大切に見つめていたい。
この子はどんな性格で、どんな毎日を送っているのか。そういう目線をこれからも持ち続けていくだけだと感じています。