🐼渡航まであと1か月 白浜の本音と不安

「パンダに頼らない」

アドベンチャーワールドの4頭のパンダたちが、6月末に中国へ渡ることになりました。
その返還を前に、白浜町長の「パンダにすがる気はない」という発言が報道されました。

パンダファンのひとりとして、この言葉は少し寂しく、正直に言うととても胸が痛みました。
もちろん、町として未来の観光戦略を考えるのは大切なことだと思います。
長年パンダとともに歩んできた白浜の町が、この別れをどう受け止めているのか…そんな想いがよぎりました。

観光への影響と町の声──現地は揺れる

報道によると、5月末で返還まで残り1か月。
アドベンチャーワールドでは屋外展示が最後となった日に多くの来園者が詰めかけ、最大4時間待ちの行列も。

「ミルクを飲んでいた姿を思い出す」と話す訪問者の声や、「もう会えなくなるかも」と駆け込みで訪れる人たちの様子が紹介されていました。
地元のお土産店や旅館組合からは、「パンダグッズの売上減少」や「観光客離れ」への不安の声も上がっています。

「パンダにすがる気はない」と語る町長、今後は“脱パンダ依存”の観光を目指す考えのようです。
ですが現実には、観光業に携わる多くの人たちがパンダの存在がもたらしてきた恩恵と、失うことへの影響を切実に感じているようです。

わたしたちパンダファンの気持ち

浜家ファミリーはこの町でたくさんの人に愛されて暮らし、育ちました。
パンダファンとして、白浜の町がパンダを迎えてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

本音の本音では、ずっとここにいてほしい!と言いたいところですが——
彼女たちの実家である白浜へ、アドベンチャーワールドのあの場所へ
「ただいまー」と戻ってきてくれたらいいな。パートナーを連れてきたりして。
そんな願いを、町の人たちとも分かち合えたら嬉しいなと思います。

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