“パンダのまち”が迎える転機
和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドは、6月末でジャイアントパンダ4頭すべてを中国に返還することを発表しました。
これにより、観光の主軸だった「パンダ」が不在となることに不安を抱く声も聞かれる一方、地域全体の進化のきっかけとして捉える動きも出ています。
5月の連休には“最後にもう一度会いたい”という来園者が押し寄せ、旅館は通常の約3倍の予約で満室。地域の飲食店や交通機関にも急な活況が生まれました。
一方、アドベンチャーワールドは「すべての生き物が主役」をテーマに掲げ、イルカショーやサファリ、国内最大級のペンギン展示など、動物の多様な魅力を再発見してもらう取り組みを強化中です。
観光業界からは「売上が落ちるかも」という声もありつつ、専門家は白良浜のビーチや温泉、好立地といった地域資源の強みを再評価すべきだと指摘。
また、熱海のように個人旅行者向けの“街歩きが楽しい観光地”へと舵を切る必要性も語られました。
白浜駅近くの「ミルク&ビアホール九十九」では地元食材にこだわったメニューを提供しており、小さな個人店の熱量が、これからの白浜を支える存在になっていくかもしれません。
あなたが次に白浜へ行くなら、どんな魅力を体験したいですか?
パンダ達がいた記憶はきっとずっと残るもの。
これから訪れるなら、どんな体験をしてみたいと思いますか?